2023/09/16

【2023.09.16 土曜日の対面グループ活動記録】

 今日は、未就学児グループと一年生の合同活動時間を長めに取れたので、お互いによい刺激のある素敵な時間となりました。


<1時間目>

国語(下)の教科書にある「ことばのかくれんぼ」というタイトルで、単語の中に隠れていることば探しをしてみました。活動をリードする中で印象的だったのは、

「すいとう」という単語は知っている。ただ、そのの中に隠れている「いと」という語彙の意味が分からない。

「はちまき」の意味はわからないけれど、その中に隠れている「ハチ」は見つけ出せた。

のようなパターンがいくつも存在したことです。日本の国語の教科書を使っているため、日本国内で耳にする機会の多い語彙が数多く存在し、それがネックになって問題が解けないようなケースがあります。できるだけいろんな分野のことばや表現に触れていってほしいなと思いますし、逆にアメリカの現地でだけ見るようなものについても話せるように、両言語からの文化的・言語的アプローチの必要性を感じました。


算数の「大きな数(20までの数)」の導入を行いました。先週の「整理するとわかりやすい」という概念を引き継ぎ、「5ずつ、10ずつに整理したらどうだろう」というアプローチで導入してみました。いろんなものを数える際に、いくつずつのまとまりにすると数えやすいか、それぞれの発表を生かして「2ずつのまとまり」「4ずつのまとまり」「5ずつのまとまり」「6ずつのまとまり」「10ずつのまとまり」」でいろんなもの(どんぐり、秋の果物、日本国内でよく見かける食品や雑貨)を分けてみました。「6のまとまり」にわけるか「10のまとまり」に分けた時が計算がしやすいそうです。今日の目的が「十進法の導入」だったので「一般的には、2、5、10のまとまりが一番わかりやすいかもしれないね」とは言ってみましたが、じっさいには掛け算の良い導入になるなと思いました。今日はまとまり(かたまり)で考える身近に捉えやすい概念から始まりましたが、次週は数直線上に表すことを取り入れてみたいと思っています。(娘の現地校では、一年生のカリキュラムのなかに1ずつ進む数直線や、5や2ずつ進めていく数字の計算の概念は導入しているようですが、5や10ずつ進んでいく数直線なども導入してみて、もう少し全体的な理解を深められたらと思っています。)


後半は、未就学児のグループに一年生も参加させていただきました。
ひらがなやカタカナの練習は、一年生にも「丁寧に書く」といういい刺激となり、また未就学児のみんなも「おねえちゃんたちと共に書く」という新しい刺激があったのか、お互い集中していたように思います。

その後、折り紙で「先生の言葉に従って手を動かす」活動を行いました。3月以来久々に未就学児グループの活動にじっくり参加させていただきましたが、みんなの成長を大きく感じました。特に指先がしっかり動くようになっていること、諦めずに取り組む力がついていること、等、そして助け合いながら作業を進めていること等、とても微笑ましい光景でした。

最後に「大きさ、はば、たかさ」といった一年生の算数で出てきた事項と、「かたち、大きさ、あしのかず」等のカテゴリー概念を利用したゲーム活動を行いました。最初はよく分からずに進め始めたみんなでしたが、「かたち」についてはどういう形を作る、「あしのかず」についてはこのように作業する、等の、大きな分類を意識した活動へと変わっていました。最後は、お互いに作った生き物の特徴について発表し合い、みんなで楽しくまとめることができました。

今日もありがとうございました。



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